恩田陸のチョコレートコスモス秋の読書にピッタリ

「チョコレートコスモス」は演劇の世界の小説

読書の秋と言いますが、過ごしやすい季節になっ来ました。本を読むのは心地よいものです。本は知識の宝庫でもあり知的財産にもつながっていきます。恩田陸さんの「チョコレートコスモス」を読んでいますが「演劇」という日常にあまりなじみのない世界が描かれ、小説とは言うもののリアルに伝わり面白い小説だと思います。

演劇は日常的にはあまり見ませんが、宝塚歌劇は見に行くこともあります。素晴らしショーですね。何か違う世界に入りことができるものです。演劇はわからないことが多いですが、「チョコレートコスモス」を読むと身近に演劇世界を感じることができるように思えます。また、この本を読むと演劇を志ざそうと言う若い方が生まれるかもしれないと感じましたね。

表現を学び、知る

この本を読み三つの表現を創造して見ました。現実の中での表現、小説という表現、小説の中の演劇言う表現です。現実も表現する力の持ちようでとらえ方が変わりますね。食べ物の味に関して言えば、薄い味を語るときに「上品な京料理のような味だ」「薄い味だ」など表現の仕方で違いがあり食べる環境などで味も違った味になります。小説も現実に近いストーリーと思えるところもあります。作家の考え方、作風があり読者が小説に入り込むように工夫されています。小説の中の演劇も演劇と言う表現の世界と思うのです。こんな風に考えると、より深い面白さを感じました。

①現実の表現力

②小説としての表現力

③小説の中で描かれた演劇の表現力

表現力を学ぶことができる「チョコレートコスモス」だと思いましたね。秋は読書の秋でもあり芸術の秋です。色々な作品にふれ素晴らしい表現ができる人間になっていきたいもです。

「チョコレートコスモス」

作者は子供の頃読んだ漫画の「ガラスの仮面」のワクワク感が忘れられずそんな小説を書きたいと執筆されたと書かれています。佐々木飛鳥と言う見たものですぐに演技を覚える天才的な少女の登場から始まり、華やかなオーラが漂う東響子を取り巻く演劇のオーディションを中心に描かれた小説です。演劇や演技の表現の力がかかれ面白く興味を引くものでした。「名作、テネシーウイリアムズの『欲望という名の電車』」の演技などいくつかの作品名が出てきますが知らない作品が多く調べてみるのもこの小説の面白さかもしれませんね。

「チョコレートコスモス」は最終の場面で出てきますが、脚本家の神谷が街角の花やにが目が留まりコスモスの花見てコスモスの花を見て回ると茶色の花があることに気づきます。そこには小さく『チョコレートコスモス』と書かれてあり、コスモスと気が付かないようにまわりに溶け込んでいる姿を見ます。周りのコスモスは華やかだったにも関わらず質素な『チョコレートコスモス』の花が頭の中から離れなかったのです。

作者の作品の意図は、あまり目立たないけれど、自然に醸し出す心残りするようなものでオーラと言えるものかもしれませんが、そのようなものを描きだそうとした作品だと感じました。

 

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