ヘルマン・ヘッセと庭の暮らし・ヘッセを知る

ヘルマン・ヘッセと言う作家の名前や「車輪の下」の本の題名を聞いたことがある人は多いとは思いますが、しかしどんな内容の作品を書いていた人物かわからない人もあるのではないでしょうか。私もヘルマン・ヘッセについて知らなかったですが本屋さんに行くとヘッセの「庭仕事の愉しみ」がありました。この本を読みヘッセの作品や人物像を少しわかりかけました。

ヘルマン・ヘッセ

ヘルマン・カール・ヘッセは1877年~1962年に生きたノーベル文学賞を受賞した作家・詩人ですが絵も書いています。ドイツ生まれのスイスの作家ですがドイツ、オーストリア、スイスの国境に位置するホーデン湖畔で庭仕事をしながら活動をした人です。現代文明への批判や平和主義の人物であったとされています。

ヘッセがホーデン湖畔に移り住み活動を行ったのはソロー、トルストイ、ウイリアム・モリスなどの理想に従い都会から離れた自然の中で素朴で清廉な生活をするために田舎に住んだと言われています。

現代社会でもそんな暮らしに憧れる人たちは多くいますね。日本でも田舎暮らしに憧れる人、田舎に移り住む人が増加傾向にあると言われますが自然の中での暮らしを求めるひ人が潜在人口も含めかなりの人になるのではないかと思います。

ヘッセは、田舎での暮らしは隠遁生活ではなく庭仕事を通じて深い洞察力を養い執筆活動を進めています。

「庭仕事の愉しみ」よりエッセイ

<花に水をやりながら>

夏がしぼんでしぼんでしまう前にもう一度

庭の手入れをしよう

花に水をやろう 花はもう疲れている

花は間もなく枯れる もしかしたら明日にも

 

世界がまたしても狂気になり 大砲がとどろく前にもう一度

いくつかの美しいものをみて楽しみ

それらに歌を捧げよう

「車輪の下」あらまし

ヘッセの自伝小説です。

主人公はハンス・ギーベンラートと言う少年ですが、優秀な少年で周りからも期待され、州立の神学校に2番目という優秀な成績で入学することになります。この神学校は規則づくめで毎年何人かの子供たちが辞めていく学校でもありました。規則での束縛を嫌う主人公のハンス少年もいつしか精神的に追い込まれ、退学し機械工の見習工として働くようになります。職人の世界を知っていきます。そんな中でハンスは酔っぱらって川に落ち死んでしまいます。

読んでいると、豊な自然の情景や当時に人々の暮らしが想像でき、また、ヘッセの規則や時代の閉そく感への抵抗も感じられ、今日にも当てはまり新鮮な小説だと感じましたね。

 

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