源氏物語から現代を紐解く・三十一帖 真木柱(まきばしら)

真木柱の帖の由来

黒髪の娘の真木柱(まきはしら)からつけられてていますが、黒髪の娘が館を去る時に歌われた歌があります。この歌からつけられています。

*源氏物語は歌が読み込まれた読み物ですが、歌は源氏物語にとって重要な意味をもっていますね。

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真木柱のあらすじ

黒髪は玉葛の女房手引きで玉葛を強引に襲います。玉葛話すすべが分からず黒髪を受け入れてしまいます。

源氏は冷泉帝に差し上げようと考えていとのですが後のまつりです。

源氏:(黒髪)は一国も早く屋敷に入れたいと考えているようだいい顔をしない人(黒髪の妻)がいるようだ。非難や恨みを受けたりしないように注意なるがよい。

内大臣(父親):内宮勤めより気楽であろう。帝が人より低い扱いをなされた場合寵愛もなかった場合御出仕(宮廷仕え)は軽はずみだったと言うことになるであろう。

玉鬘を思う帝からはあくまで内侍として出仕するよう要請があります。

黒髪と北の方(黒髪の妻)

黒髪は玉鬘を邸内に迎えるにあたって屋敷の修理準備にかかっていますが北の方のこともきがかりなところです。

*北の方は現代でいう躁鬱病とヒステリーなど心の病になっている方です。

黒髪:(北の方に対し)部屋などが片付けもされてなく、汚れて汚くされていますが、きれいな部屋を見慣れた私にとって気にいらないですが、長年の情愛は変わるものではなくかかわいそうの思っています。

北の方:あなたが私に辛くなさるのはどうとも思いません。普通でない身の病を父宮も御心配なさって、今更外聞の悪いこととお心を砕いていらっしゃるとのことで、どうしてお顔をお合わせできようかと思うのです。

黒髪:良いことをおっしゃるが、いつものご乱心では困ったことも出てきましょう。

北の方、黒髪に火取りの灰をかける

夕方になり黒髪は雪がひどく降るにもかかわらず玉鬘のもとに行くことを思います。北の方がやきもちをやかれるのならそれを口実に出かけようかとも思います。

北の方は、操上に着物に香を炊きしめ準備をてつだっています。自分はよれよれの着物をきて泣きはらした様子は痛いたしいです。

黒髪が支度いると北の方から突然背後から香炉の灰をかけられ、灰は目にも入り、着物も灰だらけになってしまいます。

お付きの人たちは北の方にもののけがとりついとして一晩中加持祈祷が行われました。

 黒髭の別居

黒髭は北の方から逃れるように玉鬘のところにいりびたりになります。邸宅に戻っても子供たちと出会うだけで、北の方とは出会おうともしません。

父親の式部卿の宮は孫北の方と孫の姫君の真木柱を引き取ることにします。

姫君:「今はとて宿かれぬとも慣れ来つる真木の柱は我が忘るな」

(今日限りと、この邸から去りますけれど、離れてしまってもいつもそばにいた真木柱は、私を忘れないでね」

北の方:「慣れきとは思ひ出づとも何により立ち止まるべき真木の柱ぞ」

(真木柱が昔のなじみを忘れずに思い出してくれてもどうしてここにとどまっていられよう。心残りはありません」

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