源氏物語から現代を紐解く・二十七帖 篝火(かがりび)

 篝火

スポンサードリンク


篝火の帖の由来

源氏が篝火に琴を教えている場面のところのから題がつけられているようです。

源氏:「篝火にたち添ふ恋のけぶりこそ世に絶えせぬ焔な料理がけれ、いつまでとかや。ふすぶるならでも苦しき下燃なりけり」

(篝火の煙とともにたちのぼる恋の煙は永遠に消えることのない炎なのだ。いつまで待てと言うのですか。くすぶる蚊遣り火ではないが苦しい下悶えなのですよ)

玉鬘:行方なき空に消ちてよ篝火のたよりにたぐふ煙とならば、人のあやしと思い侍らむこと」

(篝火につれて立ち昇る煙とおっしゃるなら、果てもない空に、その煙とやらもお消しになってくださいませ。皆が変と思うことでしょう)

*玉簾は育ての親の源氏の恋愛感情に対し世間が変の思いましでしょうと諫めています。

篝火のあらすじ

内大臣が引き取った近江の君のが世間で笑いものになっていりことを聞き、玉鬘は源氏に引き取ってもらったことを幸せだと思っています。また源氏の玉鬘への接し方も和琴の手ほどきを受けるにつれ以前のような「気持ちが悪い」と言うような感情も和らいできています。

七月初秋の頃、源氏は篝火の明かりの中で和琴の手ほどきおこなっています。夜も更けてきて源氏は人目を気にして立とうとすると篝火の勢いが落ちていました。篝火の火を強くしながら、そこで、源氏は玉鬘に恋心を和歌に託して贈り、玉鬘も返歌します。

花散る里のいる東の対で夕霧(源氏の息子)、柏木を招いて管弦の演奏させます。柏木は玉鬘を実の姉とも知らず恋心を抱き緊張をして玉鬘も前で引いています。実情をよく知る玉鬘は父の演奏を引き継いだ演奏だと思い聞きいっています。

*源氏、玉鬘、柏木などの微妙な心の動きが表現されており、今後どのような展開になるのか気にかかる帖となっているようです。

スポンサードリンク


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください