源氏物語から現代を紐解く・二十五帖・蛍(ほたる)

 

蛍が飛びかっているのを見ると何か癒し飛び言う言葉だけでなく、感じるものがありますね。

蛍の飛ぶ時期はあっという間に過ぎ去ってしまい、時の流れの早さを思ってしまいます。

蛍は日本人の心 の原風景と言いますかそんな事を感じますね。現代社会が失ってしまった何かを思い浮かべてしまいます。

平安時代の公家たちも蛍に特別な思いを持っていたのではないかなと感じてしまうのがこの帖です。源氏の玉蔓の部屋で行った沢山の蛍を放つと言うパフォーマンスから名付けられた帖です。

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五月雨の晩に玉鬘へ求婚している兵部卿の宮が玉鬘を訪問しています。そこに源氏が現れ沢山の蛍を解き放ちます。蛍は闇夜に光を放ち、玉簾の美しい顔・姿を浮き上がらせました。

兵部卿の宮:「鳴く声も聞こえぬ虫の思ひだに人の消つにはきゆるものかは」

(鳴く声も聞こえない蛍の火でさえ、人の力では消せないのに。人の心の火がどうして消せるものか)

玉鬘:「声はせで身をのみこがす蛍こそ言ふよりまさる思ひなるらめ」

(鳴きもしないでひたすら身を焦がす蛍のほうこそ、口に出すよりももっと深い思いでいるでしょうに)

あらすじ

玉鬘は思い悩んでいます。九州で暮らしていた時、大夫の監の執拗な求愛から逃れ都にきたのですが、それとは比べることはできるのものではありませんが、育ての親の源氏が二人だけになると源氏の意中をのべられ、知らないふりをしているものの思い悩んでいます。

源氏が玉鬘のへの沢山の求愛の手紙に目を通しながらアドバイスをしています。兵部卿の宮も情を込めた手紙を出されています。

蛍のパフォーマンス

源氏は兵部卿の宮が玉鬘を夜に訪問する時に仕掛けを考えます。

沢山の蛍を薄い布の中に仕込で置き兵部卿の宮が見えた時様子を見計らい蛍を包んでいた布を広げます。

蛍は実に美しい光を放ち飛び、姫の顔と姿を浮かび上がらせています。幻想的な雰囲気が漂いました。姫たちは驚くばかりです。そんな姿を見て源氏は去っていきます。

 源氏物語 

源氏の物語論

六条院の御婦人方は五月雨の中で絵物語の遊びに興じておられます。

源氏:「神代からこの世にあることを書き残され、日本記(日本書記)などはほんの一面に過ぎない。

誰それの話と言っても事実通り物語ることはない。

この世に生きる人が見飽きず、聞きたるない話を後々まで語り伝いたいと思う幾つかを残しはじめた。

・・・作品に深い浅のい違いはあるが一途に嘘偽りだと言い切るのも実情に添わない。

仏が、きちんとしたお心でお説きなさったしの法文にも方便というものがある。

菩薩と煩悩の差は人の善悪と同じ程度の違いで、解釈すれば万事無駄なものはなくなってしまう。」

*現代の社会でも良くあることが書かれています。しかし現代社会は法や倫理もあり源氏の時代とは大きく違いはあると思います。

*源氏物語は一度読めば理解できるものではありませんが。読み解いていくと深く面白いものすね。

*源氏物語を読まれることをお薦めします。

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