源氏物語から現代を紐解く・二十四帖・胡蝶(こちょう)

 絵巻

巻名の由来

紫の上:「花園の胡蝶をさへや下草に秋まつ虫はうとく見るらむ」

(秋を好むまつ虫(あなた)は、春の胡蝶までもつまらない思うのかしら)

秋好中宮:「胡蝶にも誘はれなまし心ありて八重山吹を隔てざりせば」

(胡蝶に誘われてそちらに行きたいわ。八重山吹の隔て(厚い心の隔て)がなかったらですけれど)

*胡蝶は蝶のことですが中国の道教の思想家の一人の荘子の説話「胡蝶の夢」・目的意識に縛られない自由な境地の事と言われます。平安時代は中国の思想が多く取り入れられるようになっている時代です。

*貴族たちは神仙思想の影響も受け、住まいや庭造りにも取り入れ不老不死の世界を作ろうとしているようです。

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