源氏物語 四十七帖 総角(あげまき)・宇治十条を読む

古典・源氏物語はスマホをもって読む

源氏物語の古典を読むのは現代の言葉と違うことがありますので難しい言葉の使い方ががされていますので難しと思うことがあります。しかし現代がスマートフォンと言う便利なツールがあり簡単に調べることができます。スマホの活用方法の一つだと思います。

総角(あげまき)とは何

総角(あげまき)とは結び方の一つですが、固く結ぶ方法で人と人の結びつきをイメージしてつけられたようです。

 

薫が大君に送った歌

「あげまきに長き契りを結びこめ同じ所によりもあはなむ」

*あげまき結びに永遠の誓いをこめて、糸が同じところに出会うように、いつもいっしょにいたいものです。

(源氏物語)

あらすじ

八の宮が亡くなり一年となります。八の宮の姫たちは悲しみのが癒されることなく過ごしています。

中納言(薫)は姫たちを支えて行くと言う八の宮との約束を守ろうと考えていますが、姫たちは薫に心を許そうとしていません。

(中納言(薫)の歌)

「総角(あげまき)に長き契りを結びこめおなじところによりもあはなむ」

*名香の糸の総角結び(あげまきむすび)の中に末長い契りを結びこめて、糸が同じところにより合うように、私たちも寄り添っていたいものです。

(大君の歌)

ぬきもあへずもろき涙の玉の緒(を)をに長き契りをいかがむすばむ

*貫き(つらぬき)とめることのできないほどもろい、涙の玉の緒のような私の命ですのに、末長い契りなどどうしてむすべましょう。

八の宮の姫の大君は中納言に心を許していないようです。亡くなった八の宮の遺言もあり、大君は生結婚しないと思っていますが、妹の中の君は結婚させたいと考えています。

中納言(薫)は大君の気持ちをはかりかねています。大君に使えるものたちも次々と八の宮家を去る中で残された者たちは後見としてふさわしい中納言との仲をとりもとうとして、中納言を大君の部屋に招き入れます。しかし、大君は気持ち悪いと思い受け入れることができません。

兵部卿宮(匂君)は中の君への思いが強まっています。中納言を介して中の君に近づき部屋に入り思いを遂げていきます。しかし、兵部卿宮のお忍びの宇治通いが帝が知ることとなり軽々しい行いとしてお叱りを受け、宇治通いが遠のくことになります。

宇治の中の宮は兵部卿宮が宇治に来ないとこで大変寂しい思いをし、兵部卿宮は遊び心で通っていたのかと思うようになります。

大君はこうした中で体を悪くしています。衰弱は日に日に強くなり妹の中の宮のことを気にしながら亡くなってしまいます。

中納言は、自分のせいで大君に負担をかけてしまったと後悔をして悲しみが深まっています。中納言は葬送の儀を執り行います。

兵部卿宮からはお見舞いの品が届きます。中の君も大君の後を追うかのばかりに悲しんでいます。中納言は中の君にあなたのことを大君の形見と思って大切にしていきますと語りかけています。

兵部卿宮は中納言が世話をしていくのかと心配していますが、中納言は男と女の関係ではなく中の宮の生活全般の面倒を見ていこうと考えています。

平安貴族の暮らしから現代を見る

源氏物語は平安時代の物語ですが、男と女の心理描写がされていますが現代の恋愛事情に当てはまることもありますね。

また、当時の階級社会と現代と照らし合わせることも面白いと思います。「忖度」と言う言葉がはやりましたが当時の社会も「忖度」で動いたこともあったようです。私たちの心に迫る内容のよう思います。

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