現代と源氏物語 四十六帖 椎本(しいがもと)

源氏物語と現代

源氏物語をこれまで読み進めてきましたが、公家たちの暮らしや考えていりことが実にリアルに伝わってきますね。男と女の恋愛のこと、当時の政治のこと、宗教観、自然災害と暮らしのことなど色々なことがわかります。

読んだんだものを読み返すとまた新たな発見をします。これが源氏物語の奥行きだと思います。これが物語の魅力ですね。

源氏物語 椎本の巻名の由来

椎本とは修行のためにこもる山で雨露をしのぐ椎の木のことで、修行する八の宮するのたとえと言われます。

薫の歌で「立ち寄らむ陰と頼みし椎が本むなしき床になりにけるかな」

*出家したら頼りにしようとオ思っていた方(八の宮)が亡くなり、むなしい部屋にかわってしまった・・・の意味であると言われます。

あらすじと感想

*当時「宇治」は公家たちの別荘があり避暑地であったようです。宇治の地名は兎の通る路からつけられ。

源氏の異母弟の八の宮はひっそりと宇治の別荘で二人の娘と住んでいるのですが、源氏も息子の薫は八の宮のことを聞き関心を寄せ訪問をするようになっています。

この帖では、八の宮が亡くなり、薫の思いがつづられてます。

二月に兵部宮(匂宮)は薫からは八の宮の話を聞き二人の娘たちに少し興味をもっていました。長谷寺への参詣ついでに六条院(源氏)から息子の夕霧が引き継いだ別荘に泊まることにしています。

六条院の別荘と八の宮の別荘は宇治川を隔てたところにあり、六条院の別荘からは楽器の演奏が聞こえてきています。

八の宮低邸に兵部宮たちの演奏が聞こえてきてに八宮は六条院(源氏)の笛の音のようだと感じ昔の暮らし思い浮かべています。

宴はここちよく薫は八の宮邸に行きたく思いましたが、人前上気軽にいくことはできないと思っているとと八の宮邸から手紙が来て、薫は代筆して送ります。お供と八の宮邸に行くことにし、同行者者たちのと共に船に乗り、演奏しながら八に宮邸に行きますが、八宮もさりげなく筝の琴を時々合わせて弾いています。宴は心地良い宴となりました。

兵部卿宮は八の宮邸に行けなかっことを残念な思いして、八の宮娘たちの大君と中の君に興味があることから手紙を送ります。しかし、八の宮は娘たちに恋多き親王だからといって恋文めいた手紙を書かないようにと注意します。

八の宮は娘たちの行く末を非常に心配して親王であるとしても軽々しい誘いに乗らないようにと注意しているのです。

*八の宮は皇族としての誇りが高い人物でもあり、自分が死んだら残された娘二人の行く末非常に心配しるものの娘たちには皇族としての誇りを持ち男たちの誘いに軽々しく乗らないように教えています。親であれば心配するのは当然ですが、男親のみで育ててきたので余計にその思いは強いように感じます。いつの時代も親の気持ちは変わらないものですね。

八の宮の死

薫は久しく八に宮を訪ねておらず訪問することにします。八の宮は喜び歓待しながら「私が亡きあとこの姫たちを見捨てないで欲しい」と気弱なことを話されます。その後八宮は後は若いものに任せるとして部屋を離れ仏間に入ります。

薫は色めきの話ではなく奥にいる姫たちと思慮深い話をします。また、匂の宮がこの姫たちに会いたがっていることを思い出しています。

*この場面は、薫の思いや匂の宮、娘たち二人((大君と中の君)、八の宮の微妙な心理描写がされているところです。読む中で登場人物のことを読みとることも面白さだと思いました。

秋も深まり八の宮は心細く思うようになり山寺で念仏を唱えるため山寺にこもります。娘たちは八の宮の山寺からの帰えりを待っていましたが容体が悪化し山寺で亡くなりました。

娘たちは八の宮の亡骸に会いたいと阿闍梨に頼みますが仏道の悟りの中でそれもならず悲しみひたってにいます。阿闍梨は生前の約束に従い葬儀のことなど一切取り仕切り進めらられます。

大君と中君(姫君たち)に関心をしめす兵部卿宮(匂宮)からもたびたびの弔問があります。しかし、姫君たちは悲しみの中で返事をする気持ちなっていませんが、あまりに失礼があってはならないと思い中の君に返事を書かせます。

中納言(薫)は姫君たちとの手紙の交流はありましたが、忌もあけた頃、姫君たちに慰めの言葉をかけますが、姫君たちはきまりが悪そうなようです。中納言は八の宮との約束の話をしながら姫たちと親しくしようと思い一方、姫たちと兵部宮卿の仲介をすることも言われています。

*姫たちと中納言、兵部卿宮の関係心を許しあった関係ではなく心は揺れ動いてようです。デリケートな人間関係が現代の人間関係とも共通しているように思いますね。これからどのようになっていくのか次の帖に移ることになりますね。

&スポンサードリンク



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください