「子連れ狼」小池一夫の冥府魔道に生き方

「子連れ狼」と言えば小池一夫さん

小池さんが亡くなられたことが報道されました。モンキー・パンチさんに続いてのことで、また昭和の優れた人物が亡くなられました。

小池一夫さんは「子連れ狼」「御用牙」「高校生無頼控」など沢山作品を作られた劇画界の巨匠で知らない人はないのではないかと思います。

小池さんの作品はTVドラマや映画にもなっていますが、喫茶店どで「漫画アクション」の「子連れ狼」を読んだ方も多いのではないかと思いますね。

子連れ狼』(こづれおおかみ)は、小池一夫原作・小島剛夕画の日本時代劇漫画劇画)作品。1970年9月から1976年4月まで『漫画アクション』(双葉社)に連載された。

ウィキペディア(Wikipedia)

 

公儀介錯人の拝一刀は、御前試合で柳生烈堂の子の柳生軍平は拝一刀に敗れます。権力を手中にしたいと野心を抱く柳生一族は拝一族を抹殺しようとして襲い、拝一刀の妻の薊を殺害します。息子の大五郎かろうじては助かります。

拝一刀は柳生一族の柳生烈堂の手によるものを知り柳生との闘いを決意して、刺客となり大五郎を乳母車に乗せ旅に出ます。

この恨みを持った旅や生き方を、拝一刀が語る親子「冥府魔道に生きるもの」や「大吾郎!」のセリフも有名ですね。

水鴎流剣術の達人で胴太貫を携えた元・公儀介錯人拝一刀の物語です。

拝一刀(おがみ いっとう)、拝大五郎、柳生烈堂など個性豊かな人物が登場します。

柳生一族[編集]

柳生烈堂(やぎゅう れつどう)
柳生兵庫(やぎゅう ひょうご)
烈堂の正室腹の長男。通称は備前守、備前。
江戸幕府の惣目付を務め、公儀介錯人・拝一刀の一族が大五郎を除き全て殺害された際に、幕府の検視役として拝家を訪れる。しかし、その際に父・烈堂の命を受け自身が中心となって、拝一族の殺害を実行したことを一刀に見破られる。そして配下の全てが一刀に討たれた後、川の中で対決するが水鴎流波切りの太刀で斬られ絶命する。
モデルは柳生利厳
柳生蔵人(やぎゅう くらんど)
烈堂の正室腹の次男。
公方を呪詛したとして切腹を命じられた拝一刀であったが、公儀介錯人の特権たる葵の紋服を身に着けて、大五郎とともにこれに抵抗する。これによって幕府の権威が傷つくことを恐れた烈堂は、葵の紋服を脱いだうえで蔵人と真剣で立ち合い、これに勝てば江戸以外の地で親子共々生活することを認めると約束し事態の解決を図る。立ち会いでは一刀の奇策により敗れる。
柳生軍兵衛(やぎゅう ぐんべえ)
烈堂の正室腹の三男。
早い時期から父・烈堂の命を受け、全国を刺客として渡り歩き、江戸幕府に反感を抱く要人の暗殺を行ってきた。公儀介錯人の地位をも柳生家のものにせんとする父の命で、この役職の担当者を決める御前試合で拝一刀と互角以上の勝負を繰り広げるが、その太刀先を公方の方に向けてしまい、さらに一刀がそれから公方を身をもって守るような形になったために、公儀介錯人は一刀が就任することとなってしまう。この不始末に激怒し柳生家の失脚につながることを恐れた烈堂の命により、身代わりを用いて偽装自殺し再び刺客として旅にでた。後に烈堂の命を受け一刀を殺害し雪辱を果たさんとするも返り討ちにあい落命した。
出淵庄兵衛(いでぶち しょうべい)
烈堂の妾腹の長男。柳生兵庫・蔵人・軍兵衛は異母弟、出淵鞘香は同腹の妹にあたる。
妾腹の子であることから、柳生一門の別派にあたり、その実力は柳生一門を上回るともいわれる喰代(ほおじろ)柳生の頭領を任され、大和国喰代にて鞘香らとともに暮らしていた。自分の容姿の醜さから父・烈堂に冷遇されていると思い込み憤懣を抱いていた。
烈堂が柳生封廻状を拝一刀から奪回するのに失敗し病に倒れると、江戸の柳生屋敷に鞘香及び配下とともに呼び出され、封廻状の奪回を命じられる。しかし、その際に烈堂から3人の弟よりも格下に扱われ、庄兵衛兄妹も自分の子とは思っておらず、鞘香を江戸に呼んだのは柳生一門の総帥を継ぐ子を産ませるためといわれる。これに憤慨し幼時からの父に対する不満も爆発させながらも、配下とともに拝父子を襲撃するが敗れる。その後、瀕死の身で柳生屋敷に帰り、自分こそが柳生本家の総領であり、死ぬ前に鞘香に我が子を産ませて総領にするためとして鞘香を強姦しそのまま死亡。騒ぎを聞いて駆けつけた烈堂は落涙し、不憫な子だからこそ最も愛していたと真情を吐露していた。
出淵鞘香(いでぶち さやか)
烈堂の妾腹の娘で、出淵庄兵衛は同腹、柳生兵庫・蔵人・軍兵衛は異腹の兄にあたる。
父・烈堂の命により、兄・庄兵衛とともに拝一刀父子の抹殺と柳生封廻状の奪回を行うべく、大和国喰代から江戸の柳生屋敷に呼び出される。兄・庄兵衛が一刀に斬られた後、烈堂から「お手玉の剣」なる術を授けられ拝父子の殺害に赴くが、大五郎に幼い日の兄の姿を重ね合わせたせいか「お手玉の剣」を見破った一刀が大五郎を肩車して対峙したことで決意が鈍り一刀に斬られた。

江戸幕府[編集]

阿部頼母(あべ たのも)
代々公儀御口唇役を務める旗本阿部家当主。別名を怪異(かいい)。性格は残虐かつ保身的。物事に熱中すると「毒屋の子」なる独自の歌を口ずさむ癖がある。
母の不義密通によって生まれたため、父の監物から疎まれ、御口唇役の育成の名目の下、日夜その食事に毒を盛られ虐待に近い育て方をされる。そのような中で独自に毒薬の調合法を編み出し、それを使って両親を毒殺、阿部家を相続した。以降、公方の深い信任を得て毒薬の大家となった。
その後、柳生烈堂に代わり拝父子の抹殺を命じられると、烈堂を追い落として幕政の実権を握る好機と考え、阿片漬けにした夜鷹を使うだけでなく、自ら変装して直々に一刀らの毒殺を図るがことごとく失敗。さらに、頼母ら阿部一族の抹殺を狙う烈堂の毒殺にも失敗し、逆に烈堂に弱みを握られる結果となる。そんな中「柳生封廻状」を手に入れ、これを公方に差し出し「柳生に謀反の企てあり」と訴え出る。これにより、烈堂は江戸城で監禁されるが、烈堂は「草」と呼ばれる密偵を招集し、頼母の担当である江戸城内の御膳所を放火。これが失火と断定され、加えて当日は公方が紅葉山東照宮に参詣する重要な日であったため、御膳所の責任者である頼母は責任を追及され切腹を命じられる。頼母はこれを嫌がり抵抗するが、江戸城に潜入していた一刀から諫められると、全てを諦めたかのように一刀の介錯によって死亡した。なお、萬屋版のドラマでは、切腹の場での騒ぎを聞いて訪れた一刀の姿を仰ぎ見ながら、「あんたや烈堂よりも先に死ぬとは」と恨みのような言葉を最後に残し、一刀によって斬り殺される描写に変更されている。
『子連れ狼』の続編漫画『そして – 子連れ狼 刺客の子』では、頼母の子である秋田高星が登場している。
阿部監物(あべ けんもつ)
頼母の義父。公儀御口唇役。
妻は長らく発狂していたが、家を飛び出し見ず知らずの男との間に子供(後の頼母)を儲けると、妻を屋敷内の蔵に監禁し、跡取りとして生かした頼母に対しては、公儀御口唇役を代々務める阿部家を継がせるためと称して、半ば虐待に近い養育をする。
そのうち、頼母は監物でも分からないような毒物を調合できるようになり、その元服の日に、件の毒を監物の食事と妻頼(頼母の母)に与えた饅頭に盛って殺害した。
拝一刀とは面識があったらしく、一刀は監物のことを「高邁で、控えめな御仁」と、高く評していた。
石根小角(いしね おずぬ)
公儀探索人こと黒鍬衆のリーダー。
黒鍬衆は柳生烈堂の実質上の支配下にあり、烈堂から拝父子の殺害の協力を求められたが、烈堂の謀略で失脚した一刀への同情心や水鴎流の達人である一刀相手に配下を無駄死にさせたくないとの思いがあったため断った。しかし、平藩の取り潰しを狙った謀略を同藩の依頼を受けた一刀に妨害されると、立場上これを看過出来ず一石橋で配下を率いて一刀を襲撃するが返り討ちに遭い全滅した。
松平周防(まつだいらすおう)
江戸幕府の若年寄。拝一刀と親交があり、柳生烈堂の野心を見抜き、烈堂が幕府の影の実力者たらんとするのを危険視し、柳生封廻状の存在を調べていた。
一刀と烈堂の子・柳生軍兵衛が、公儀介錯人の地位を決める御前試合で、軍兵衛の太刀先が一瞬だけ、公方の方を向いたのを見抜き、そのことを公方と幕閣に報告して、一刀が公儀介錯人に任ぜられるのに大きな役割を果たした。しかし、このことで烈堂の恨みを買い殺害される。死に際に、柳生封廻状の謎を解くことを一刀に依頼して、絶命した。
板倉重昌(いたくら しげまさ)
江戸幕府の京都所司代。実在した人物。
彼が江戸の公方に宛てた書状が、柳生烈堂の命令で彼の身辺に秘密裏に配された草によって細工されて柳生封廻状となったため、一刀は大井川で、この書状を運んでいた使者を襲撃し、これを奪った。
物語の終盤で、阿部頼母が一刀の子・大五郎からこの書状を盗み取り、公方に提出したうえで、烈堂を讒訴した際に、頼母の口から、この書状を江戸に発送して間もなく、板倉が急病となり数日で病死したこと、板倉が烈堂に批判的で一刀とも親しかった松平周防と親交があったこと、この書状に現れた文面から推測するに、板倉の身辺に新たに配された草が板倉を毒殺しただろうことが語られ、烈堂は公方から謀反の疑いをかけられて、江戸城に召喚されることとなった。
黒田斉隆(くろだ なりたか)
福岡藩の藩主で、実在した人物。
かねてより幕政に参画せんとの志を抱いていたが、福岡藩は長崎警備の任務があること、黒田家は外様大名であることにより、半ばあきらめていた。しかし拝一刀が柳生烈堂より柳生封廻状を奪ったと知り、これを取り返せば幕府の影の実力者たる烈堂に恩を売ることができ、その影響力で国替えと幕政への参与も実現すると考え、家臣の諫言も聞かず腕利きの藩士を刺客とし拝父子を襲撃させた。その後間もなく福岡城で一刀と会見し、その諌めを聞き入れて改心。幕政参与も断念する。
向井将監(むかい しょうげん)
江戸幕府の旗本。将軍家御船手目付。
一刀親子の江戸入りを阻止するため、烈堂は陸路と海路の双方に布陣をひいた。陸路に柳生一門を配置、海路に配備したのが将監だった。将監は御座船「麒麟丸」に烈堂配下の群雲柳生を搭乗させ、一刀親子に備えた。しかし、将監は一刀の武名を惜しみ、将監番所である霊岸島に無事に送り届ける。その過程で武士としての責を果たすため、一刀と対峙して果てた。一子、主税(ちから)はテレビドラマ版のみの設定。

映画、ドラマが以下ように作られています。

1972年~1973年「若山富三郎版」

まずは初の映像化となった、若山富三郎版。1972年より勝プロダクションの制作、東宝の配給で6本の映画が公開されました。若山富三郎の弟である勝新太郎がプロデューサーとして参加していることでも有名です。

1973年~1976年、1984年「萬屋錦之介版」

1973年から日本テレビ系列で放送され、高視聴率を記録した「萬屋錦之介版」。こちらはドラマであり、「若山富三郎版」の映画と並行する形で制作されました。その事について若山富三郎と日本テレビとの間でひと悶着があったものの、映像化権を持っていた勝プロダクションが、同権利を日本テレビに売却することでテレビ放送にこぎつけました。

1989年「高橋英樹版」

1989年にテレビ朝日系列で放送された「高橋英樹版」。「時代劇スペシャル 子連れ狼 冥府魔道の刺客人 母恋し大五郎絶唱!」という特番として放送され、かつて主人公・拝一刀役であった若山富三郎が宿敵・柳生烈堂役に抜擢されるなど、当時ファンの間で大きな話題となりました。
小池一夫さんは亡くなられましたが生き方は「子連れ狼」の中に貫かれているように思います。
「子連れ狼」見たいなと思いますね。現代にも通じ一層輝きを増す内容かも知れませんね。

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