イギリスがなぜ・週刊現代の池上彰

イギリスのEUの離脱とは何!

イギリスの国とはどんな国ですかと聞かれると、女王のエリザベス  、ロンドンオリンピック、007 、ネッシーなどが思いつきますが、ほとんど知らないことが多いと思いました。

池上彰さんが週刊文春に「北アイルランド問題とは」で書かれていました。アイルランド問題は16世紀のヘンリー8世時代に始まり現代もなお残った問題だと言うことですが、現在イギリスに欧州から大量の移民が入ることから、仕事を追われるとか給料が抑えられるとか生活を脅かされると言う考え方が浮上し、国民投票が行われて離脱が可決されたものです。

当初は、離脱反対派は可決されないと考えていたものですから、可決したものですから、離脱をやめさせて、たいいと活動を進め混乱状態となつているのが現状だと伝えられています。

離脱問題にはアイルランド問題も横たわる

(そもそもアイルランド問題とは)

ヘンリー8世は妻との離婚を考えたローマ法王がカトリック教の教えで離婚が許されないとしたため英国独自の英国国協会を設立したと言われます。有名な話ですが、しかし、ヘンリー8世は財政難であり、協会収入の多くがローマ法王に吸い取られることに不満を抱いてたことが動機が真相らしいですね。この時からイギリスの宗教はプロテスタントに分類されることになりますね。

ヘンリー8世は、カトリック教徒であるアイルランドを支配しようと圧力をかけますが、そのことで反感が生まれてきます。アイルランドのイギリスへの感情はこの時醸成されたと言われています。多くのアイルランド人はカトリック教徒です。

イギリスの正式な名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」と言う長い名前で、この名前でわかるように少しイギリスは複雑だと言うことがわかりますね。

1919年にはアイルランド独立戦争が勃発ましたが、北部は英国協会の影響がある中で独立が出来ず、南は自治権をえることとなります。その後、北アイルランドのカトリック教徒たちは合体を求めた運動を展開し、過激派は「アイルランド共和軍(IRA)」を組織して武力闘争を展開します。英国も武力闘争を抑えるため治安維持を進めますが、ロンドン市内で爆弾テロなども置き1970年代にはエリザベス女王やサッチャー首相の命まで狙われたと言われます。

こうしたことに北アイルランド国境会派の過激派は「アルスター義勇軍」を組織しIRAの活動家への個人テロを行い悲惨な紛争が行われ3000人以上が犠牲になったと言われます。

その後、1998年に「ベルファスト合意」により、北アイルランドに自治政府が作られ、自治が認められることになります。

この間、紛争が再燃しないで来たのはEU加盟があったことで問題が再燃しなかったと言われ、EUは大きな役割を果たしてきましたが、「EU離脱」となるとイギリスがEU離脱するとアイルランド問題が浮上しかねないと言われ、難しい問題を抱えた現状にあるようです。

イギリスが国民投票でEU離脱を決めたのは2016年ですがあれから3年たつと言ううのに意思決定がされておらず、メイ首相の進退問題が浮上しています。こうしたことの背景にあるのがアイルランド問題なのですね。

カズオ・イシグロの「忘れられた巨人」とEU離脱問題

イギリスも古い歴史がありますね。アーサ王の伝説もあり ますが、この伝説は騎士道により、騎士が旅をする中で、龍や魔物と地方の住民、国やお姫様を守るファンタジーの世界が描かれています。このアーサー王伝説は色々な映画などが作られています。

日本で生まれたノーベル賞作家のカズオ・イシグロさんの「忘れられた巨人」はアーサー王伝説をモチーフに古きイギリスのことが書かれています。この小説は民族の争いのことなど民族の記憶をたどりながら描かれた小説のように感じました。

カズオ・イシグロはイギリスのEU離脱につい怒りを持たれたと言われ、全面戦争の修羅場だったヨーロッパが自由民主主義国の連合体としてほとんど国境のない国に生まれ変わった中で古き悪しき時代に戻ろうとしていることに怒りを持たれたとのことです。

「歴史認識」と言う言葉がありますが、それぞれの立場で食い違うことが多くあるようです。

「民族や国家にとってお歴史は公的な記憶で描かれる一方で忘却か対話か、再びの戦闘か」「忘れられた巨人」を読み返すと現代の姿が浮かび上がるように思いましたね。

イギリスのEU離脱問題はイギリスの問題でなく私たちが直面している問題でもありますね。今後も関心をもちたいと思います。

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