北アルプス「穂高岳」は海に関係する山

 穂高岳

北アルプス・穂高岳は山岳活動で数えくれないくらいのドラマを生み出した山です。この山には古代のもう一つのドラマが眠っています。

「穂高」という名前は海洋と関係する名前と言われます。この山深いところで海洋が関係するとはどういうことなのでしょうか。

話は日本神話をたどることになります。しかし、神話にはなにがしかの史実が盛り込まれているのも確かなことでしょう。

穂高神社

明神岳の山麓に穂高神社(穂高神社奥宮の祭神)があり祀られているのが「穂高見命」です。「穂高見命」の父親が海神・綿積豊玉彦命(ワタツミトヨタマヒコノミコト)でその子孫が「安曇の宿弥」で、安曇野と言う地名もここから生まれています。

安曇族は北九州の海を司る海神族と言われ、この地から高山資源(ヒスイなど)を求めて信州にたどりついて神社を祀ったと言われます。

「穂高高見命」は今から1200年前の「新撰姓氏録」の中に見られると古くからこの地に住んでいたことがわかります。

「穂高神社」の記録に出てくるのは醍醐天皇の延喜5年(905年)に選定された「延喜式」と言われ、穂高岳と記録されるのは享保七年(1722年)の「信府続記」という松本藩による現在の地方紙です。

「穂高岳は、梓川出口より、大野川まで中程、西の方にある大山なり、北嶽は、住吉より、穂高大明神の山と云伝へて、嶮山にして登ることは能はず、麓に大明神の御手洗とて、あら池と云うふあり、広さ三十四町四方呈の池にて深さ測り難く、いわなと云う魚多くあり・・・」

と書かれています。山の名前はその地の神社の名前からつけられていることは良く見かけるものです。

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諏訪大社と出雲の関係

「古事記」には国譲りの話が」出てきますね。国譲りとは「天照大神」が出雲の国が欲しいと言われ出雲の国譲っていく話ですが、出雲の国を治めていた大国主命はその決定を息子に委ねます。

息子の一人である事代主命は承知をしましたが、健御名方神(タケミナタカノカミ)は力比べで決定しようと使者である健御雷神に言います。

この力比べに健御名方神は負けて逃げますが、健御雷神は追いかけて諏訪湖に追い詰めます。御御名方神は「この地を出ない」「殺さないでくれ」と許されます。諏訪神社はこの「健御名方神」が祀られた神社となります。

神話の史実を想像する

安曇氏も諏訪氏も「国譲り」の神話が関係するのではないか?と考えます。「国譲り」と関係するのではないでしょうか?出雲は鉄製造にたけたところと伝えられます。

その部族の内の人集団が朝廷に歯向かい資源を探し信州まで来た集団だったのではないでしょうか。

どちら氏族も航海に炊けた氏族で日本海沿いに信州にたどりついた集団だったのではないかと想像してしまいますね。

こんな想像して山登りをすると、楽しみが増えるかも知れません。

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