古墳とは何か・謎が多い

 台状墓の世界

(但馬考古学研究会編)

古墳は謎が多い

綾部市にある私市古墳のことを知りたくて「綾部市資料館」の館長さんに少しの時間、お話しを伺いました。

 私市古墳

 私市古墳

古墳に眠る人物については遺跡から人物がわかるようなものが出てきていないのでわからないと言うことでした。

古代の地方について関心を持っていることから「綾部市資料館」を訪ねたのです。

わからないことだらけです。古墳に眠る人はどんな人だったのかは全くの謎です。大きな古墳を作った人物ですので、相当力を持った人物だったことは確かなことですね。

大和朝廷と地方

「古事記」に「四道将軍」のことが書かれています。「四道将軍」とは大和朝廷が地方を治めていくために派遣した将軍ですが、丹波地方へは丹波の道主の命(タンバノミチヌシノミコト)を遣わしたとされています。

また、「日子座の王を丹波国に使わし玖賀耳の御笠(クガミミノミカサ)と言う人討ちたしめた」と書かれています。

大和朝廷と地方はどのような関係だったのでしょうか。地方に住む人たちはどのような人たちだったのでしょうか。

京都府丹後市には「丹後海人」と言われ航海術に秀でた人たちが住んでいたと言われます。

「丹後海人」は大陸や朝鮮系の人たちだったのではないかと言われ、大陸や朝鮮との関係があると言われます。また、鉄製の刀やヒスイなどの出土品から出雲の国との関係もあったのではないかと考えられます。

私市古墳の人物は由良川を利用して食料や銅鏡、ヒスイなどの海運を行っていたと思われます。

古墳の形状から、大和朝廷の古墳は前方後円墳が象徴され、私市古墳の円墳は大陸系が多く円墳とされ、航海術が優れていることから大陸系人物だったのではないかと言われます。

鬼と大和朝廷

玖賀耳の御笠(クガミミ)討伐は、大江山の鬼伝説の元になる話と言われます。鬼伝説の鬼は、大和朝廷と大陸系の人たちとの争いだったのではないかとも考えられます。

なぜ、大陸系の人物が日本に来たのか。中国も国家は統一されていない時代でもあり、当時、国と言う概念があったのでしょうか。生きるために支配する土地を求めて日本に移り住んだのではないかと思うのです。

大和朝廷も支配する地域を拡大しようとして、大陸系部族との争いとなったのではないかと思います。それが「鬼」となったのかも知れません。

鬼の字は何を表すか

「台状墓古墳の世界」を読んでいると「鬼」について書いてありましたので紹介します。

「鬼神を祭る・・・朝鮮半島の「高句麗伝」があります。

その辺を読み合わせていきますと、朝鮮半島の高句麗そのほかで」「鬼神」がしきりに拝まれています。この「鬼」という字はもちろん漢字ですよね。

分解しますと上の部分は頭蓋骨で下の部分は机と覆いをかけた部分であります。

もともとの字は、ご先祖様の頭蓋骨を身内の孫に当たるような人が頭の上に乗せて、ご先祖祭りに使った舞台装置がある。この字から中国の人々は、ご先祖様の魂はこういう字で表しているわけです。」

「鬼」は悪にもなりますが、神にもなっています。また、「鬼」は絶対悪ではないと言われます。

上記のように鬼がご先祖と関係すれば、鬼は悪にも神にもなるこに納得してしまいます。

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