デザインの生物学・ウニはすごいバッタもすごい

知人が勤めている本屋さに立ち寄ると「こんな本が良く売れているよ」と紹介された。「ウニはすごい バッタもすごい」・・・本田達雄著。中をぺらぺらとめくってみると実に興味深い内容だったので購入した。中公新書で840円。

脊椎動物・無脊椎動物

無脊椎動物(背骨を満たない動物)を中心に生体系が紹介されている。動物の種の数はおおよそ130万。脊椎動物(背骨を持つ動物は)6万種で私たち人間も含めて全体の5%以下の数である。大半が無脊椎動物で占められている。

こんな話を聞くと人類は世界を支配しているのではあるが、種の数から言えばもっと謙虚に生きるすべを学ぶことが必要かもしれない。

サンゴ礁

サンゴ礁は、私たちにとって南の海の青さ、白砂、白いサンゴ礁といったイメージがわくものだ。「サンゴ礁と共生の時代」のセッションから始まる。

サンゴは動物で、体内に大量の植物(藻類)を共生させているのが特徴で共生しているのが美しいサンゴ礁と言われるものである。サンゴ礁のキーワードは「共生」と「リサイクル」で魚たちもサンゴ礁に住み生態系を成り立たせている。サンゴ礁は生物多様性の世界となっている。

サンゴの特徴

サンゴは刺胞動物で刺胞とは小さな飛び道具を備えた動物のことで、薬のカプセルの形をした刺細胞という細胞の中に入っており、カプセルは0・02~0・05ミリメートルという非常に小さいもの。

カプセルの中には刺糸(しし)と言われる長い糸が詰まっており小さな糸のついた銛(もり)で、この銛で獲物を捕まえたり身を守ったりしている。糸は菅になっており刺胞を発射し中に菅の中に詰まっている毒液(タンパク質)で獲物の動物性プランクトンの神経を麻痺させて捕らえる。

刺胞の飛び出す仕組みはシャンパンの栓が抜ける仕組みと一緒で内部は150気圧と言う高い圧力となっており、時速60キロメートルの速さで飛び出し獲物を捕らえる。

本のセッション内容

  1. サンゴ礁と共生の世界
  2. 昆虫大成功の秘密
  3. 貝はなぜゼラチンなのか
  4. ヒトデはなぜ星形か
  5. ナマコ天国
  6. ホヤと群体生活
  7. 四肢動物と陸上生活

からなっています。ネットで調べることのできないもので、興味のある方は書店などでお求め。夏休みですお子様とご一緒に学ばれるのも・・・。

地球温暖化が進行してる。台風発生の頻度や豪雨など災害の発生も多くなっている。環境変化が身近なものになっている現代自然のついて考えを深める一冊では・・・。

 

 

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