郷土食・里芋の里

 里芋ごはん

  里芋

京都府福知山市の由良川は美山町を源として日本海の由良海岸まで流れる長大な川です。

この川はたびたび氾濫被害をもたらし、現代においても堤防工事が行われていますが、氾濫被害を防ぐことが出来ていない現状にあります。

現代の科学技術の進歩の時代においても、人と自然のかかわり方の難しさを感じます。

この地域で人々はこの川と向かいあいながら暮らしを続けていた歴史があります。

水害に強い作物として桑の木が植えられ、養蚕業が営まれてきた地域です。その桑の木の下で水害に強い作物としてう植えられたのが里芋だったのです。

養蚕業は蚕を飼う時期になると桑の葉摘みなど多種多様な仕事があり、寝る間がないと言われるくらい忙しく、厳しい労働の中で、里芋を作り、里芋料理を作って食べる風土が作られてきました。養蚕農家の食の知恵だと思います。

昭和63年に京都新聞社から発刊された「たべもの風土記」がありますが、読みなおしていると、現代では地域の様子は随分と様変わりしています。養蚕業はなくなりました。桑園もなくなりましたが、現在も自家消費を中心に里芋が栽培され食べ続けられています。

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